1980年に、ポーランドの画家、ズシスワフ・ベクシンスキー が描いた作品は、ネットなどで「3回見たら死ぬ絵」と呼ばている。
ベクシンスキーは、画家であると同時に有名な心理学者でもあり、その知識を駆使し「見ただけで人 を狂気に落とし込む」ために描いたのが、この作品なのだ。
具体的な手法は不明だが、全体に漂う不気味な雰囲気を見れば、軽い気持ちで見るべきではない。
第一に、ベクシンスキーは建築学部の出身で、心理学の知識はなかった。
また、本人を知る者の発言によれば、やや内向的な性格だったものの、基本的には人当たりがよい人物で、とても「人を狂気に落としこむ」ようなキャラクターではなかったらしい。
もっとも、その人生は幸せなものではなく、1999年には息子を鬱病による自殺で失い、本人も2005年に強盗に襲われ不慮の死を遂げている。
そんな暗い履歴が、呪い絵の噂を生んだのだろう。