2007年、ネット上に次のメールが出回った。
『この写真はナサの天体望遠鏡で撮影されたもので、3000年に一度と言われている大変珍しい現象です。これは「神の目」と呼ばれていますこの目を見つめる者には多くの奇跡が訪れるそうです』
真偽はさだかではないが、実に珍しい天体現象をとらえた写真であることは間違いなく、奇跡が起きても不思議ではない。
天体にくわしい人なら、すぐ真相に気づいただろう。写真はみずがめ座の星雲で、地球から近いため小型の望遠鏡を使えばいつでも見ることができる。
問題のメールは元は海外で流行ったデマスパムで、それを日本のユーザーが翻訳して広めたらしい。