2008年8月、中国の国営通信社・新華社通信が、「世界の最も暗い一面を暴く」として、女死刑囚が処刑される瞬間の写真を一気に30枚も公開した。
写真は、欧米人らしき女性が簡易ベッドに縛り付けられた状態で薬物を投与され、苦悶の表情で暴れながら死んでいく様子を映し出しており、凄惨という他ない。
通信社によれば、恐ろしい真実を読者に伝えるのが目的とのことだ。
報道から1週間後、アメリカのハフィントンポスト紙が、驚くべき真相を明らかにした。
問題の写真は、実は「リーサルインジェクション」というタイトルの、有名なポルノビデオシリーズのワンシーンだったのだ。
あまりに恥ずかしい誤報に、中国のネットユーザーたちは「やっちまったよ!」「虚偽の情報とわいせつ情報の流布で罪にならないの?」とコメントしている