1958年、天候不良により南極に置き去りにされながら、奇跡的な生還をとげた樺太犬のタロとジロ。「南極物語」のタイトルで映画にもなった感動の実話には、衝撃的な裏がある。
南極という過酷な環境で2匹が生きのびたのは、同じく置き去りにされた他の13頭を共食いしたからだったのだ。
南極を生きのびるためには仕方ないことだが、なんとも後味が悪い事実だ。
この噂に関しては、当時の映画制作スタッフが明確に否定している。
なんでも、映画のために詳細なリサーチを行ったところ、大半の犬は鎖につながれたまま亡くなっていたが、食い散らかされた形跡はなかったそうだ。
現在では、タロとジロはアザラシやペンギンを食べて生きのびたとの説が有力だ。