2003年にインドネシアで起きた事件をとらえた驚きの1枚だ。
その日、観光旅行を楽しんでいたパオさんは、ジャカルタ中心部のショッピングモール内で転倒し窓ガラスに衝突。その勢いでガラスが壊れ、パオさんは外に放り出されてしまった。
あわや大惨事と思われたが、大慌てで手を伸ばした家族のおかげでパオさんはかろうじて生還。奇跡的にも無傷のまま、ビルの内側にもどった。
高層ビルから人間が落ちそうになる瞬間をとらえた、まさに衝撃の1枚である。
中国人アーティストの作品です
中国人アーティスト、リー・ウェイによる他の作品。作り物だとわかっていても不思議な印象です
噂に出てくるパオさんのエピソードは、すべて根も葉もないデタラメ。
実際は、中国の有名アーティスト、リー・ウェイの前衛アートである。
宙に浮く人間や車に突っ込んだ人間など、アニメのワンシーンを実写化したような作品で知られる人物で、いずれも画像処理ではなく、ワイヤーなどを上手く使って撮影されている。