2008年、ネット中にこんな文章が広まった。
『同時多発テロ事件で崩壊した貿易センタービルの住所はニューヨーク・クイーンズ通り・33番地だそうです。略すとQ33NYとなります。次のことを試してみてください。
1.ワードに半角で「Q33NY」と打つ
2.打った文字のサイズを72にする
3.文字のフォントをWingdingsに変える』
結果は、上のイラストのとおり。飛行機の先にビルが2つ並び、死を象徴するドクロと、ユダヤを意味するダビデの星のマークが浮かび上がる。マイクロソフトはテロを予言していたのだ。
事件当時に広まったチェーンメールだが、そもそも「Q33NY」は世界貿易センタービルが存在する住所ではない(実際はニューヨーク10048番地)。
飛行機とドクロのアイコンを見て何者かがでっち上げたデマが、予想以上に世界中で話題を呼んでしまっただけだ。