割れたガラスを見たら、気軽に近づいてはいけない。そのなかに0.5ミリ以下の細かな破片が混ざっていた場合、足から血管のなかに入り込み、最悪のケースでは切っ先が心臓に達して死に至る。
世界では、いまも年に数千件のペースでガラスによる死亡事故が起きており、世界保健機構からも破片には近づかないよう勧告が出たほどだ。
大昔からある噂だが、科学的な根拠はどこにもない。じかに心臓の近くにガラスが刺さったならまだしも、足のキズから入った破片は毛細血管の壁ですぐに止まってしまう。
もちろん、ガラスの破片による死亡事故などは起きておらず、世界保健機構が勧告を出した事実もないので、ご安心を。