アメリカのカリフォルニアとネバダ州にまたがるデスバレー国立公園では、石がひとりでに動きまわるという不思議な現象が起きている。
1940年代に干上がった湖底で発見されて以降、科学者たちが研究を続けているものの原因は不明。
石は人が歩く程度の速さで移動するようだが、実際に動く様子を見た者はおらず、ただ石が動いた痕跡だけが地面に残されている。現代の神秘という他ない。
氷の上をすべっている説が有力ながらまだ仮説の段階です
現在はまだ調査中の段階です
国立公園で起きている現象はすべて事実。さまざまな仮説が提唱されているが、いま最も有力視されているのが「氷の上をすべっている」説だ。
国立公園は夜になると冷え込みが厳しく、地面に霜状の氷がうっすらと降りる。この状態で一時的に強風が吹くと、石が氷を滑って動く。
その際、風で石が動く距離はごくわずかなため、誰も目撃することができないというわけだ。
かなり説得力のある説なため、今後の実証に期待が持てる。