古来から「ラッキーアイテム」として親しまれてきた四つ葉のクローバー。見つけた者には幸運がおとずれるとされる、定番のアイテムだ。
しかし、実は四つ葉のクローバーは、もともとは「呪いの道具」である。
初期のキリスト教では、通常よりも葉の多い植物は異常とみなされ、憎い相手を不幸にする黒魔術の儀式に使ったのだ。ラッキーアイテム扱いをしているのは、何も知らない日本人だけだ。
四つ葉のクローバーが「呪いの道具」として使われていたのは事実。
5世紀ごろのキリスト教圏では、三つ葉のクローバーこそが「三位一体」の教義にマッチしたものとしてもてはやされ、四つ葉のクローバーは異端扱いだったのだ。
ただし、その後はアイルランドのケルト教からクローバーをお守りにする文化が広まり、現在では欧米でも四つ葉のクローバーはラッキーアイテムとして扱われている。