2013年7月、ペルシャ湾で駐留していたイラン海軍が、不気味すぎる形状をした謎の生物の死骸を発見した。
死骸は全長約9メートル。黒ずんだ皮膚に頭部が左右に広がった特殊な形状をしており、専門家でも正体がわからないという。
写真はハフィントンポストなどのニュースメディアで報道され、世界的な評判に。ネットでは「未発見の新種の生物が見つかった」との意見が優勢を占めている。
腐ったクジラの死体でした
謎の死体を見て驚くイラン海軍
クジラの死体が腐ると、脂肪だけが表面に浮かびあがるうえに、大きな脊椎が目立って不気味な印象になるらしい
海に不気味な肉塊が現れる現象は昔から数多く報告されており、未確認生物ファンたちからは「グロブスター」と呼ばれる定番のミステリーだ。素人目にはまったくの謎だが、その正体の大半はクジラの死体である。
ペルシャ湾の怪物も同様にクジラの死体が腐ったもので、写真を調べたカリフォルニア大学のゲイリー・グリッグ教授によれば「種類まではわからないが、脊椎の形から見て確実にクジラだ」とのこと。