2013年6月、マレーシアの海岸で、地元漁師が奇妙な形の魚を見つけた。
全身が装甲車のような殻で覆われ、頭部からは大きなキバが2本。長年マレーシアの海で働いてきた漁師たちも、これほど不思議な魚を見たのは初めてだという。
近隣の村人たちは、この魚を「宇宙から来た生物」だとみなし、学者への調査を依頼した。
当初はマレーシアの大手新聞紙・ボルネオポストも「異星からの生物」として報じたが、ほどなく専門家からコメントが出た。
生物の正体は、ホンオキキホウボウという海水魚の一種だった。日本やフィリピン近海では普通に生息している種だが、マレーシアで見つかるのは珍しいため、地元の漁師たちも判別できなかったらしい。