1605年にイングランドで発覚した政府転覆未遂事件の首謀者、修道士のヘンリー・ガーネットの皮膚を使って装丁されたもの。
ガーネットは絞首刑に処されたため、その恨みが本に乗り移っており、表紙にはうっすらと修道士の顔が浮き上がっている。
呪いがかかっているかは別として、噂で語られている本の由来はすべて真実。2010年にイギリスのオークションに出品され、およそ100万円の価格がついた。
人の皮で作られた本は世界に100冊以上は存在し、その多くは罪人の皮膚が使われているケースが多い。見せしめの効果を狙ったものだろう。