2008年7月、有名オークションサイト「ヤフオク」に、恐ろしいアイテムが出品された。
なんとも薄気味悪い市松人形の写真に、このような商品説明がついていたのだ。
『昭和初期に生まれ、多くの人の手を渡ってきました。私を保有した方々に共通する悲しい最期は私のせい?』
市松人形が自ら書き込んだかのような不気味な文章が話題となり、ネットでは「呪いの市松人形」の名で評判に。もちろん入札者は現れなかった。
写真の市松人形がヤフオクに出品されたのは事実だが、不気味な商品説明に関してはまったくのデタラメ。
実際の説明文は『約48センチの女の子です。お腹の紙に「桃月/東人形」とあります。人形スタンドは撮影用の為、付属しません』という、いたって普通のものだった。
確かに気味の悪い写真ではあるが、最終的には7件の入札があり、無事に落札されたようだ。