2010年ごろ、世界中のネットで恐るべき写真が出回った。中国で数十人を殺し、その遺体を食べた罪で死刑になったシリアルキラーの、犯行写真が流出したのだ。
写真は、人体とおぼしき肉片をスペアリブよろしく口に運ぶという醜悪なもので、ネット中から批判が続出。
日本でも「グーグルで検索してはいけないキーワード」として、「人肉ロースト」が広く流通している。
当時は実際にFBIが調査に乗り出したほどの騒ぎとなった噂だが、実はすべて作りもの。後に、中国の現代アーティスト、シュウ・ユウの作品だったことが明らかになった。
昔から悪趣味な作風で知られる人物で、食人写真も、世間を騒がすために当初は自分の名を伏せていたらしい。
もちろん、問題の食人シーンは完全に作り物で、鶏肉をそれっぽく加工しただけ。なんともお騒がせとしか言うほかない。