世界を牛耳る秘密結社、フリーメーソン。意外な有名人がメンバーであることでも有名だが、実は坂本龍馬もその一人だ。
坂本龍馬は、フリーメーソンの一員として有名だった長崎の貿易商グラバーとの親交が厚く、グラバー抜きでは大量の武器は調達できなかった。
実際、グラバーの住む屋敷にはメーソンのマークがあり、彼が会員だったことは確実。竜馬は、当時のグラバー邸へ出入りをくり返しており、そこで自身もメーソンの一員になったのだ。
坂本龍馬が長崎の貿易商グラバーと交流があったのは事実だ。しかし、そもそもグラバーがフリーメーソンだったという証拠がない。
確かに、グラバー邸の門柱にはメーソンのシンボルマークが彫られていたが、これは太平洋戦争後の1966年に、全く別のイギリス人の邸宅に存在していた物を運び込んだものだからだ。
また、フリーメーソンが明治維新を成功させるために龍馬を操ったとも言われるが、そもそも薩長同盟を坂本龍馬が発案した証拠すらなく、すべてが憶測の範囲でしかない。