エルサレムのアルハサ地区にある巨大な岩は、驚く無かれ、年に1回だけ11センチほど宙に浮き、その状態がおよそ30分も続く。
この現象は、1989年に、あるテロリストが近くで銃殺され、返り血が岩肌にこびりついてから起きるようになったもの。
地元では、テロリストの怨念が岩を動かしているのではないかと、噂されている。
ラクガキだらけの大きな岩です
岩の近所に住む人が、ネットの画像サイトにアップした写真。ラクガキだらけです
岩の下方を見ると、いくつかの小さな岩に支えられていることがわかる
フェイスブックなどで大きな反響を呼んだ噂だが、2012年に、エルサレムに住む人物が問題の石の接写画像をアップした。
なんでも、この岩はエルサレムでは何の話題にもなっておらず、もちろん宙に浮くことなどない。血のりのように見える模様も、現地の子どもが描いたラクガキらしい。
どうやら、何者かがエルサレムの岩の写真を加工して浮いているように見せかけ、そこへ適当な由来をくっつけた、ただのイタズラだったようだ。