イタリア・シチリア島の教会に今も眠る、世界一美しいとされるミイラ。1920年にわずか2歳の若さで亡くなったあと、科学者のアルフレッド・サラフィアがミイラにしたものだ。
80年以上がたっても眠っているような美しさをとどめており、現代科学でも手法がわかっていない。
実際、最近までミイラの作り方は謎だったが、2009年にイタリアの生物人類学者がサラフィア博士の残したメモを発見。ついに謎が解明された。
具体的には、亜鉛酸を使ったことで人体が石化状態になり、美しいままでの保存が可能になったらしい。
当時としては驚くべき技術で、独学で製法を編みだした博士の手腕には驚くばかりだ。