中古車のオークション会場では、死亡事故のあった車両などが普通に販売されている。
最近では、練炭自殺などのワンボックス車両なども多く出まわっているが、かといって価格が安くなるといったことはない。知らぬが仏。
中古車の由来については、あえて何も知らずに乗るのが一番かも知れない。
都内で自動車修理業を営むHさんに真偽を尋ねたところ、こんな答えが。
「人身事故車の入庫はよくあります。修理が終わったら、普通に中古車市場に流しますね」
フロントガラスに被害者の髪の毛が張り付いているなど、嫌な状態の車両を何度も手がけてきたという。
「いい気分とは言いませんが、法律的な問題はありませんからね。それに、事故車よりも自殺があった車のほうが状態がよいので、結果的に値が高くなることが多いんです」
知らぬは消費者ばかりなり。