事件は2006年、深夜のアメリカ・ジョージア州で起きた。パトカーが1台の暴走車を追っていたところ、目の前に迫った金網のフェンスを、暴走車が幽霊のようにすり抜けたのだ。
上の写真は、パトカーの車載カメラが一部始終をとらえたもの。警察の公式記録なので、動画が編集された可能性はゼロ。ネットでは「ゴーストカー」と呼ばれ、今も真相は謎のままだ。
パトカーが暴走車を追う様子を車載カメラがとらえた
金網のフェンスに暴走車がつっこむと…
フェンスをすり抜けて暴走車が消えた!
金網の留め具が外れていました
加速した車が、留め具の外れた金網の下をくぐるようにして突破
そのまま高速で走り去ると、あたかも一瞬で暴走車が金網をすり抜けたように見える
事件は長らく解明されず、「時空をワープした」「警察のイタズラ」などの説が出たが、2010年にアメリカのテレビ番組が徹底的な調査を行った。
それによると、当時、問題の金網は留め具の一部が外れており、加速した車なら通り抜けることができた可能性が高いという。
そこで、番組では実際に当時と同じ状態の金網を作成。暴走車を突っ込ませたところ、見事にゴーストカーの再現に成功した。