1993年、フジテレビの人気番組「笑っていいとも」に、視聴者から一枚のCDが送られてきた。
B'zの「RISKY」というアルバムを買ったところ、最初は普通のCDだったが、聴くたびに少しずつ内容が変わったり、ボリュームが勝手に動くなどの怪現象が起き始めたという。
実際、番組内でCDを流すと、コンポからはB'z とはまったく異なる人間のうめき声が。しかも、再生するたびに男の声が変化した。
テレビ番組史上、最恐の怪事件だ。
CDが再生された瞬間、会場は観客の絶叫に包まれた
別のミュージシャンのCDでした
B'zにはなぜか心霊ネタが多い
B'zのアルバムとして音源を使われた灰野敬二さん
「滲有無」のジャケット。怖いです
番組が放映されてから数年後、音楽通の間から間違いを指摘する声が上がった。
問題のCDはB'z ではななく、前衛音楽家・灰野敬二のアルバム「滲有無」だというのだ。
実際、このCDを聞いてみると、うめき声や不思議な音階が全編にわたって収録されており、「笑っていいとも」で流れた音声そのものだった。
この事件、おそらく投稿者のイタズラか、番組スタッフのやらせだろう。