茨城県つくば市内にある公務員住宅712号の壁には、「姉さん」と読める奇妙な文字が浮かび上がっている。
かつて、この建物の反対側にあったファミレスから飛び出してきた子供が、道路をわたって姉の元へかけ出し車にはねられて亡くなった。その際に子供が発した「姉さん!」の叫び声が、壁面に浮き上がったのだという。
その後、壁は何度か塗り直されたが、それでも文字は浮き上がるらしい。
もう10年も前に話題を呼んだ噂だ。試しに問題の住宅がある地域の警察に問い合わせてみたが、該当するような事故の存在はなかったとの回答が。
また、「姉さん」の文字(のような亀裂)が現れたのは、一帯に大きな地震が発生したのが原因で、子供の叫び声などは関係ない。
さらに、その後で壁は塗り直されており、もちろん再び同じような亀裂が現れたような事実もない。すべてはフィクションだったわけだ。