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死んだ妻の遺体と7年間暮らした男がいる

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死んだ妻の遺体と7年間暮らした男がいる

舞台は1930年代のアメリカ・フロリダ州。

レントゲン技師として働くドイツ人医師、フォン・コーゼルは、婚約者のエレナが死ぬや遺体に大量のホルマリンをかけ、内臓の代わりに吸収材をセットし、完全な滅菌処理をほどこした。

コーゼルは、その姿に「以前とまったく変わらない美しさ」 だと感動し、毎晩遺体のそばで眠りについた。エレナの母が異変に気づくまで、異様な暮らしは7年間も続いたという。

この事件に対し、近隣住民は「究極のラブストーリー」だと絶賛。コーゼルにおとがめはなかった。


実際にあった事件ですが決して美談じゃありません



日本では「奇跡体験アンビリバボー」で放送され、「最高の恋愛」だと美談として扱われていたが、現実はやや異なる。

実は、妻エレナの死体には、乳房と尻の部分に弾力ある素材が詰められ、膣の部分には綿をつめた太いチューブが付けられていた。

おわかりだろう。コーゼル医師は、決して永遠の愛のためにエレナを保存したわけではない。あくまで手軽な性欲処理の道具として、妻の遺体を使っただけだった。

実際は、なんともおぞましい事件だったのだ。

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