アスパラガスには、実は高い抗がん作用がある。これは、1979年の専門誌「ガンニュースジャーナル」に掲載された論文で、信ぴょう性も折り紙つき。
アメリカの分子生物学者、リチャード・ベッセル博士を中心に、いまも研究が進められており、今後はアスパラガスから抽出された抗がん成分をもとに、治療薬が発表される予定だ。
昔からネットでチラホラ見かける噂だが、パブメッドのような論文検索システムで調べても、アスパラがガンに効くといった論文はヒットしない。
また、分子生物学の世界にもリチャード・ベッセルなる博士は存在しておらず、さらには「ガンニュースジャーナル」なる専門誌自体もない。
アスパラ抗がん説は、すべてがねつ造のようだ。この噂がどこから出たのかは不明だが、くれぐれもアスパラでガンを治そうなどとは考えませぬよう。