タマネギには、意外な危険性がふくまれている。いったんスライス状にしたタマネギをなにもせずに一晩放置すると、毒性の高いバクテリアを作り出すのだ。
これを食べると、胃がケイレンを起こし、絶え間ない吐き気に苦しみ衰弱死もありえる。
タマネギには、バクテリアを引き付ける作用もあり、その危険度は実に高い。
タマネギには、バクテリアを引き付ける作用はない。どころか、切ったときに放たれるスルフェン酸が雑菌やバクテリアの増殖を抑制する効果を持っているぐらいだ。
噂の出どころは20世紀初頭のアメリカで、タマネギが薬として使われていたことにあるらしい。
タマネギに風邪を直す作用があったのを、当時の人は「病原菌を吸い込んでいる」と誤解。放置したタマネギを食べると、逆に病気になってしまうとの迷信も変わったようだ。