豊胸手術を行ったことがある人は、飛行機に気をつけてほしい。バストアップ用に使われるシリコンは気圧の変化に弱く、飛行機の高度が上がると爆発を起こすからだ。
体内で爆発したシリコンは、細かく分裂して肉の間に食い込むため、治療には大手術が必要となる。くれぐれもご注意を。
手術用のシリコンに関しては、かつてアメリカのテレビ番組で検証実験が行われたことがある。実際に豊胸に使われるシリコンを真空状態の気圧室に置いても爆発はしなかった。
番組では「シリコン爆破は都市伝説」と結論づけていたが、その後、2009年にモスクワ発の航空機内でロシア人女性の胸の内部でシリコンの袋が爆発を起こし、そのまま意識を失うという事件が発生。
シリコンバッグの内部に空気が混入している場合は、やはり気圧の変化に弱いことがわかった。