紙コップの内側には、水漏れを防ぐために薄いロウが塗ってある。ここへ熱いお茶を注ぐと、ロウが溶けて体内に入ってしまう。
このロウは体の外に排出されにくいため、何度も紙コップで熱い飲み物を口にすると、少しずつ胃の中にロウがたまっていき、やがて激しい腹痛を引き起こす原因となる。
会社などで、ひんぱんに紙コップを使っている方は、ぜひともご注意を。
粗悪品にはご注意を
紙コップの内側に、ポリエチレンやパラフィンといったロウが薄くスプレーされているのは事実だ。
ただし、ロウの使用量には厳密な基準が設けられており、通常は熱いお茶を注いだだけでは溶け出すことはない。
ただし、2012年にはアメリカのITプログラマが、悪質なメーカーが作った安手の紙コップを使い続けた結果、胃の中に消化しきれないロウがたまってしまい、毎晩のように激しい腹痛に悩まされたという事件が起きている。
素性の怪しい紙コップには注意すべきだろう。