完熟したリンゴに甘い蜜が入っていると得した気分になるが、実は市場に出回るリンゴの6割は、実は人工的にアスパルテームなどの甘味料を注射して作った偽造品だ。
人間の味覚では、人工甘味料と天然の蜜を見分けることは不可能。あまりに似ているため、ドイツなどではすでに法律で禁止条例が制定されているほどだ。
ちなみに、梨の蜜も同様で、こちらは約4割の商品が人工注射だ。
リンゴの蜜は、葉の光合成によって作られるソルビトールという糖分が、 果実に大量に運ばれ、細胞の隙間からあふれ出したもの。人工的には作ることができない。
当然、人工甘味料の甘味とはまったく別のものだ。
また、リンゴのチェックは想像以上に厳しく、わずかな傷が付いても規格外品として通常の流通には流せないほど。
もし注射などしたら、注射針のあとからすぐにリンゴの内部が傷みはじめ、店頭にならぶ前に腐ってしまう。まったく現実性のない噂なのだ。