2013年10月、名古屋をはじめとする東海地方全域で、細長い帯状の雲が大量に現れた。
これは「肋骨状形地震雲」という有名な地震雲で、大地震の直前には必ず観測される。
その後も同じような地震雲が次々と東海の空に出現したため、ネット上では防災を呼びかける声が絶えない。
地震雲に科学的な根拠は何もない。もとは政治家の鎌田鍵田忠三郎が、1970年代に自身の経験則をもとに考えだした説で、以降の研究者たちからは徹底的に否定されている。
少し変わった形の雲が現れるたび、ネットには「地震雲だ!」と書き込まれるのが定番だが、無視してかまわない。