いま、ノルウェーでは「腐らない死体」が社会問題になっている。地元民の噂を聞いて政府が共同墓地を掘り返したところ、いずれの棺のなかにも生前と変わらぬ姿をとどめる死体が収まっていたのだ。
政府が原因の調査を進めるも、謎はいまだ解決されぬまま。何かの呪いかと、住民は恐怖におびえている。
腐らない死体が埋められているノルウェーの墓地
ノルウェーの墓地で死体が腐らなくなったのは事実である。が、その原因はすでに判明している。
ノルウェーでは、衛生上の理由により、第二次大戦後から遺体をサランラップで包んだ状態で埋葬するようになった。
そのため、ラップが完全に空気を遮断し、遺体の酸化がストップして腐らなくなったのだ。