2013年7月、南米のチリに血の涙を流す女性が現れ話題を呼んだ。20才のヤリツァ・オリヴィアは、ある日、急に眼球に激しい痛みを覚え、気がつくと目のふちから血の涙があふれていた。
キリスト教圏では、昔から血の涙を流すマリア像の存在が知られており、霊界からの何らかの警告ではないかとの説が有力視されている。
ヘモラクリアという目の病気が原因です
世界中には、目から血の涙を流して苦しむ人が意外と多い
実は、世界には血の涙で苦しむ者が、少ないながら実在する。
医学的には「ヘモラクリア」と呼ばれ、目のふちにできた腫瘍が出血を引き起こす、非常に珍しい病気だ。これまでインドや中国で数例が確認されたのみで、くわしい治療法が確立されていない重病である。
チリの女性も、毎日のように流れる血の涙に苦しんでいるそうだ。