近ごろ、アメリカに住むネットユーザーが、驚きの実験結果を公開した。
マクドナルドとケンタッキーフライドチキンのフライドポテトを購入し、それぞれをビンに入れて3年間ほど放置したところ、なんとマクドナルドのポテトだけが、ほとんど腐らない状態を保ち続けたのだ。
防腐剤のせいか、添加物のせいなのか。原因は不明だが、なんとも恐ろしい話だ。
噂の元凶は、2004年に公開のドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」だ。
同映画の特典映像に、マクドナルドのポテトをビンにいれ、腐敗の具合を確かめる実験が収録されているのだ。
監督のモーガン・スパーロックによれば、マクドナルドのポテトは10週間が過ぎてもカビすら生えなかったという。
が、この実験には不審な点が多い。
カビの発生は、ポテトが含む水分量と衛生環境で大きく異なるが、スパーロックはまったく実験状況を説明していない。
また、特典映像を見ると、ポテトがビンに当たって乾いた音を立てていることから、実験時の水分量は相当に少なかった可能性が高い。
恐らく、マクドナルドを批判したい気持ちが先走り、事前に水分を抜いた状態のポテトを使ったのではないか。
実際、スパーロックに疑問を抱いた日本のネットユーザーがポテトの放置実験を行ったところ、4日間でカビが生え、1週間で黒く腐敗したと報告されている。
山っ気の強いドキュメンタリー作家の勇み足として、あまりマジメに受け取らないほうがよさそうだ。