体毛が消えた動物は予想もできない不気味な姿になってしまうケースが多い。
なかでも最近ツイッターで話題を呼んだのが、「毛を刈ったあとのパンダ」だ。ご覧のように、通常時の可愛らしさが完全に消え失せ、ハイエナのような恐ろしい見た目に変わり果てている。
写真は中国の動物園で撮影されたもので、ダニに悩むパンダを救うために行われた処置だそうだ。
病気で毛を刈られたメガネグマでした
毛を刈る前のメガネグマは普通に可愛いです
実際にパンダの毛を刈ると、白い肌が現れます
「毛を刈られたパンダが普通に怖い」とのタイトルで出回った写真だが、よく見ればピンと立った耳がパンダの丸っこい耳とはまったく違う。
実は、この画像の動物はメガネグマ。
2009年11月にドイツ・ザクセン州の動物園で皮膚病がまん延し、やむなく病気にかかった個体の毛を刈り取った際の写真だ。
4年も前の画像が、なぜ今になって日本のツイッターで話題になったのかは不明だが、これに「パンダだ」というデマを付け加えたネットユーザーの適当さには感心するしかない。