JR新宿駅には、一般人が入れない場所に慰霊碑がある。
かねてから中央線ホームは飛び込み自殺が多いことで有名だったが、監視カメラで原因を確認したところ、目には見えない何者かに背中を押されたかのようにホームへ飛び込む者が多いことが判明。
これを霊の仕業とみたJRが、中央線の真下に慰霊碑を建てたのだ。
通常、鉄道会社の慰霊碑は、鉄道工事や鉄道事故で亡くなった職員を慰霊するために建てられるもので、除霊などの効能は考えられていない。
駅に慰霊碑があるのは不気味なようだが、堅田駅や大畑駅など、同様の石碑が設置されている駅は意外なほど多い。
新宿駅の場合も同様で、昭和10年に行われた新宿駅改修工事の際に、事故で殉職された職員を供養すべく建てられたもの。
人身事故の多い中央線近くにあるのは、ただの偶然である。